介護・認知症の保険3

介護保険と認知症保険は、どう選び分ければいいのでしょう。

親や自身の身体や、足腰が弱いという場合は介護保険。親や祖父母が認知症になって苦労下経験があるなら認知症保険を検討することをお勧めしたい。

特に認知症は、要介護度が低くても妄想や徘徊、暴力や暴言などの問題行動が生じやすく、目を離すことができません。

デイサービスやショートステイを利用しながら、自宅で面倒を見る、要支援2以上なら認知症グループホームに入居させるなどの方法が現実的な処置といえるのではないでしょうか。

しかし、要介護度が高くなったり、医療行為が必要になったりすると、利用できる施設も限られるため、費用が高い施設を利用せざる得ないことあり、

また、病気やケガで入院する場合も、徘徊や妄想、他の患者への暴力などがあると、個室で家族が付き添うことを求められることもあります。

「認知症の患者を自宅で、数人の家族で面倒を見る」のは、簡単なことではありません。まして、認知症の症状が進行すると、本人が預貯金をおろせなくなり、家族が治療費などを負担しなければならないこともあります。

その点、保険であれば、指定代理請求人が保険金を請求できるので、介護や治療の費用を賄うことができるという安心感もあります。