A氏体験談2

病院で亡くなると遺族は、泣く間もなく、医師や看護師から今後の段取りを告げられます。

看護師さんは、遺体を綺麗に整える処置をしてくれます。

医師は、死亡診断書を書きます。

病院側としては、それは、仕事としてのあたり前の行動です。

遺族は、看護師さんが処置をして医師が死亡診断書を書いているあいだ、入院、治療費等の清算をしなければなりません。

そこから私(A氏)の最悪な日々がはじまりました。

病院への支払い、要は、お金の事になった時に残された故人の配偶者、子供達にいろいろ問題が起こるのです。

私(A氏)の場合は、父の配偶者(母)

はすでに他界しており、兄弟姉妹

6名が、当事者となります。

まず、病院に支払うお金をどうするか?で、ひとりの兄弟ともめたのです。

それは長男ですが、自分は、「余裕がないので、払えないので、誰か払ってくれ。」と言います。

しかも

父の死亡後、すぐに

父のズボンのポケットに

あった財布から数十万の現金を

見つけ、取っているところを数名に見られたことを

平気で今後、「葬儀等の費用として預かる。」といってのけたのでした。

結局、

そのお金では、病院費用には、足りない事や亡くなった父の前で兄弟姉妹喧嘩しては、父も悲しむだろうというおもいで、私(A氏)が支払う事になりました。

次回へ続く