寝室の片づけ ③

私たちはどうしても「死」を特別なものとして恐れ、遠ざけようとして忌み嫌います。

しかし、「眠ること」イコール「日常の死」と考えると、死は特別なことでも、忌み嫌う恐怖の対象でもないことがわかるはずです。

寝室が片づけられないのは、特に枕元にいろんなものを並べたがるのは、生に対する執着であり、少しでも死の気配を消したい、遠ざけたいという無意識の抵抗に他なりません。

そうした死に対する過剰な恐怖心こそ、日々をよりイキイキと生きていくことを妨げる原因になっていると思われてます。

寝室は家の中で日々、生まれ変わるための神聖な場所です。
生まれ変わる場所でということは、寝室次第で、人はどんな形にでも生まれ変われるということなのです。