運のいい人 ③

自分は運がいい人間だ、と決め込んでしまう。
これが運をよくするコツのひとつだという。

何の根拠もなくていい。
これまでに、自分にはこんなにツイていたことがあった、という過去の実績がなくてもかまわない。
とにかく「自分は運がいい」と決めてしまおう。

たとえば仕事でうまく契約がとれなかったとしよう。
自分は運がいいと思っている人は、「自分は運がいいのに契約がとれなかった。ということは、準備の段階で自分にミスがあったのかもしれない。あるいは自分に勉強不足のところがあるのかもしれない」などと考える。

一方、自分は運が悪いと思っている人は、「自分はこんなに努力しているのに、運が悪かったから契約がとれなかったのだ」と考える。

運がいいと思っている人には努力の余地が生まれるが、運が悪いと思っている人にはその余地は生まれない。

運がいいと思っている人は、努力次第で次回の契約がとれる可能性が高まるが、運が悪いと思っている人はそうにはならないのだ。

だからやはり、何の根拠もなくても「自分は運がいい」と決め込んでしまったほうがいい。

運のいい人は「自分は運がいい」と
思い込んでいる。