エンディングノート8

自分の「もしものとき」について考え、あらかじめ用意しておくのはなかなか難しいことです。

ただ、そのときが急であればあるほど、遺された人々の心理的・物理的負担は大きくなります。

遺された人々を悩ませないためにも、ノートに自分の考えをまとめ、できることは準備しておきましょう。

要望を矛盾なく書いておかないと、遺された人々の混乱を呼ぶのが葬儀・納骨・墓・法要に関することです。

家族・親族の判断に任せるというふうにエンディングノートに記入されていませんか?

葬儀や墓などに関する自分の意思を実現させるためには、祭祀承継者を指定し、委任して公正証書を作成しておくことが必要です。

また、葬儀などを仏教形式で行う人は多いと思われますが、寺院墓地にお墓がある場合には、葬儀の準備を始める前にお寺に死亡を伝え、葬儀での読経、戒名、納骨のことなどについて話し合っておきましょう。