「間」の感覚 ②

江戸の街はその当時、すでに世界最大の人口を誇る大都市だったにもかかわらず、無駄なモノがでないリサイクルシステムができ上がっていたそうです。

住まいは基本的に借家で、庶民の持ち物はほとんどなく、わずかな衣服や持ち物も、丁寧に手入れして長く使い、使い終わったものはリサイクルに出して、循環させるという仕組みが成り立っていたといいます。

そのおかげで江戸の街は当時の世界で最も清潔、安全だ、豊かな街だったようです。

そうした無駄のない循環型の暮らしができる日本人のDNAが「間」の感覚と共に今も息づいているのではないでしょうか。