幸運な人生について ②

私たちの脳にはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が存在するが、この量には個性差がある。

これらは、私たちの情動に働きかけ、気持ちを動かす物質。

セロトニンは、脳の過剰な覚醒や活動を抑える働きがあり、安心感、安定感、落ち着きをもたらしてくれる。

ドーパミンは「やる気」のもととなり、私たちが何か行動を起こす際のモチベーションを高めるなどの働きがある。

ノルアドレナリンは、集中力を高めてくれるなどする。

いずれも人が健康に生きていくうえで欠かせない物質だが、増えすぎると脳と体に悪影響を与えるため、神経細胞にはセロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンを分解し、全体量を調整するモノアミン酸化酵素という物質があり、その酵素分解の度合いに遺伝的個人差が脳のひとつの個性を生み出すという。

この分解の度合いが低いタイプの女性の脳は、幸運を感じやすい脳といわれ、生まれつき幸運感が高いとされている。